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法人成りした場合、消費税は2年間免除となるーただし例外もあり

商品やサービスを提供したときには、販売価格に消費税が含まれます。この消費税は商品やサービスの購入者が負担するため、提供者である法人が支払う税金ではありません。

しかし、法人は顧客などから預かった消費税を代わって納税する必要があります。商品税は法人が支払う税金ではなく、あくまで顧客から預かったものですので、当然黒字であろうが赤字であろうが納税する必要があります。

一方、一定の条件を満たせば免税事業者となり、消費税の納税が免除されます。

消費税納税の仕組み

2018年現在の日本の消費税率は8%となっています。商品やサービスを販売した場合、実際の販売価格に消費税の8%を上乗せした価格が顧客が負担する価格となります。

商品やサービスを提供する法人の元には、消費税8%の分だけ余分に多くのお金が支払われるため、見かけ上は多くのキャッシュが手元に入ってくることになります。

もちろん、消費税分については会社の売上ではなく、あくまで会社が顧客に代わって納税するために預かっているだけです。このように、税金の負担者である顧客が直接納税しない税金を間接税と言います。

顧客から徴収した消費税は法人にとっては利益でも損失でもありません。しかし、預りとは言え実際に現金が入ってくるため、キャッシュフローが悪化している時などついつい消費税分を他の支払いに充ててしまうケースもあります。

消費税の支払い時期は前年度に納めた消費税額によって異なります。消費税の支払い時期を把握しておき、納付前にキャッシュが足りないなどの事態に陥らないようにしましょう。

逆に言えば、消費税の支払い時期を把握し、キャッシュフローをしっかりと管理できるのであれば、消費税として預かった現金を一時的に他の支払いに使うこともできます。

消費税の申告・支払い時期は?

消費税の申告・支払い時期は事業年度の終了日から2ヶ月以内です。3月決算なら5月末、9月決算なら11月末までに消費税を申告し、納付する必要があります。

しかし、前年度に納めた消費税の額が一定額を超える場合は、中間申告・中間納付を行わなければいけません。

具体的には前年度の納付額によって次のように中間申告・納付を行います。

1. 前年度の納付額が48万円超400万円以下  中間申告年1回、前年度の納付額の1/2を納付
2. 前年度の納付額が400万円超4800万円以下 中間申告年3回、前年度の納付額の1/4を納付
3. 前年度の納付額が4800万円超       中間申告年11回、前年度の納付額の1/12を納付

2018年現在の消費税率は8%です。売上が大きい企業ほど消費税の預り額も大きくなります。消費税は会社の利益ではなく顧客から預かっているだけなのですが、手元に現金があるとつい手をつけてしまいがちです。

消費税の納税額が高額になるほど、決算から2ヶ月以内に支払えない可能性が出てきます。中間申告・中間納税制度はそのような事態を避けるためにあるとされています。

法人で消費税の納付が免除されるケース

消費税は法人が負担する税金ではないとは言え、ある程度大きな売上がある場合は相応に大きな金額を預かることになるため、キャッシュフローに少なからず影響を与えます。

実は、一定の条件を満たす場合は、法人の消費税納付が免除されます。

その条件とは、2年前の課税売上が1000万円以下の場合です。この場合、免税事業者となり、その年は消費税の納付義務が免除されます。

これは個人事業主であっても法人であっても共通の条件です。

新たに立ち上げた会社は2年間は消費税の納付が免除される

よく新しく設立した会社は2年間消費税の納付が免除されると言われますが、その理由は免税事業者の条件を見れば明確です。

2年前の課税売上が基準となるため、新しく設立した法人では初年度と二期目には2年前の課税売上は0円となります。そのため、消費税の納付は免除されるわけです。

2年前の課税売上でも消費税納税免除とならないケース

法人の場合、資本金額が1000万円を超えると消費税納付免除とはなりません。これは法人成りした場合も同じですので、最初の二年間に消費税の納付免除を受けようと考えている場合は、資本金額に注意する必要があります。

また、資本金額が1000万円以下であっても、初年度の最初の6ヶ月間の課税売上額が1000万円を超えた場合に二期目から納付義務が生じます。

ただし、初年度の最初の課税売上額が1000万円を超えた場合でも、その期間に支払った給与の合計額が1000万円以下であれば二期目も納付免除となります。

細かい条件ですが、会社の規模によっては二期目が消費税納付免除になるかどうかの境目となることもあるので、覚えておいて損はありません。